ヴィルジニー・エフィラ出演作『カプリス』上映会レポート!

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6月8日、アンスティチュ・フランセ東京にて
『おとなの恋の測り方』公開記念、ヴィルジニー・エフィラ出演作『カプリス』上映会が行われました!

上映後はアンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任の坂本安美さんに
「今最も旬な女優、ヴィルジニー・エフィラ」というテーマで
フランス女優の変遷と共にヴィルジニーの魅力をたっぷりと語って頂きましたので、
その内容を一部レポートさせて頂きます!!

まず代表的なフランス女優として挙げられたのは、今年のフランス映画祭の団長、カトリーヌ・ドヌーヴ!
フランス映画の時代を切り開いたと言っても良い彼女の魅力を『終電車』の映像を見ながら解説頂きました。
この映画は、フランソワ・トリュフォー監督が彼女のために作った映画だそうです。
彼女は、1シーンで淑女から娼婦まで演じられる「予測不可能な存在」であり、そこが最大の魅力であるとおっしゃてました。

続いて、現代のフランス映画界で輝く注目の女優たちを紹介。
まずはフランソワ・オゾン監督『彼は秘密の女ともだち』などに出演しているアナイス・ドゥムースティエ。
映画『彼らについて』では女性との恋愛という難しい役を演じ、コミカルで可愛らしい演技を披露しています。

次のヴィマラ・ポンスは、気になるフランス映画には必ず出ていると言っても良い女優。
インド生まれ、サーカスで修業を積んだという不思議な経歴を持っています。
アントナン・ペレジャトコ監督の『ジャングルの掟』という日本未公開作の1シーンでは、
その身体能力を如何なく発揮してアクションシーンに挑戦しています。

そして最後に、我らがヴィルジニー・エフィラ。
ベルギー出身の彼女はTV番組で人気を博し、2004年頃から女優として活躍します。
ダヴィット・モロー監督の『年下のカレ』では、シングルマザーだけどバリバリ働くファッション雑誌の編集長役。そして、20歳年下の彼と恋に落ちます。『イヴ・サン・ローラン』のピエール・ニネが年下の彼を演じています。
ヴィルジニーの魅力は「歩いている姿の美しさ」。まるで映画自体が、彼女と一緒に歩き出すような躍動感をもたらす女優です。『おとなの恋の測り方』は、そんな彼女の颯爽と歩く姿を十分に堪能できる作品になっています。

『カプリス』でコメディエンヌとしての才能を開花させ、そこからロマコメ作品の出演が続き、
そして昨年のカンヌ映画祭『VICTORIA』で演技の枠が広がり、高く評価されました。
ポール・ボーヘーベン監督の『Elle』にも出演しており、出演場面は多くないながらも、ここぞという時にシーンを引き締めるような
演技を見せています。次回作への主演も決まっており、監督も彼女の魅力に取りつかれたのではないでしょうか。

美しく、仕事でも第一線で活躍しているけれども、恋に悩み、生き方や人間としての器を
見つめなおそうとする等身大の現代女性を演じられる女優の一人。それが、ヴィルジニー・エフィラです。
『おとなの恋の測り方』でもその辺りを繊細に演じています。

最後に、坂本さんがフランス女優の魅力について語ったこと。それは、「スキャンダラスな存在」であること。
予測不可能なことを恐れず、自分からそれを行う勇気を持っているところ。
閉塞感が漂う現代だからこそ、その閉塞感を切り開いてくれる彼女たちが魅力的に映るのではないでしょうか。

「そんな魅力的なフランス女優たちを、これからも追って行きたいと思います」という言葉で
トークイベントは締めくくられました!

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